海辺のニュータウン

所在地:神奈川県横須賀市
主要用途:集合住宅
構造:RC造
規模:地上8階
竣工:1999年9月

このプロジェクトは、三人の建築家と一人のランドスケープデザイナーとのコラボレーションで行われたものである。全体で678戸を擁する巨大な団地であるこのプロジェクトは、バブル期に企画された後、長い間凍結されていたものがようやく動き出し、実現される運びとなった。特に横須賀地区は市のまちづくり委員会の承認を得ないと新規の大規模住宅開発が進められないために私達建築家が全体計画や外観のデザインを担当し、デベロッパーの設計部が住戸内部の設計を行うというフォーメーションの形を取っている。

プロセスとしては、大きなゾーニングやランドスケープのシナリオ、一団地申請の方法、住戸のタイプと住棟のサイズ、全体のデザインコードなどについては全体で細かくディスカッションを行いながら進め、最後に各自が詳細なデザインを担当する住棟を割り振った。当たり前のことだが、現代は一つのまちを個人が設計するようなル・コルビュジェの時代ではないから、このようなコラボレーションの関係が、変化に富んだ町並みを形成する新しい計画論のヒントとなった。